横浜マラソン2015(2015年3月15日)
大規模なフルマラソン大会へ生まれ変わり、2015年3月15日(日)に初開催された「横浜マラソン2015」。公認コース検定結果の詳細が、大会サイトで発表されました。
横浜マラソンコースは首都高速道路を含むので、事前のコース検定が困難。そのため大会当日にコース検定を行ったとのこと。しかしその結果、コースの補正が必要と分かり日本陸連公認コースの認定を得られなかった、ということは以前にも発表されています。
公認コースについて
大会当日に公認コース検定を行った結果、コースの補正が必要となったため、「横浜マラソン2015」は日本陸連公認コースの大会とはなりませんでした。
今回の発表で、具体的にどのくらい誤差があったのか、その詳細が明らかになっています。
フルマラソンコースは186.2m短かった
発表資料によると、
- フルマラソンコースは186.2m短い
- 10kmコースは94.1m短い
とのことで、日本陸連公認コースになりませんでした。距離の誤差が生じた原因として、首都高速道路上の計測を事前に(自転車で)行えなかったことなどが挙げられています(10kmコースは高速を通りませんけど)。
【誤差が生じた主な原因】
- 事前計測時に自転車での諸高速道路走行ができなかったことによる誤差
- 事前計測時に右折時の右車線走行ができなかったことによる誤差 等
「40km地点の計測ポイントが、実は200mほど短かった」という話をレース後に聞いていましたので、やはりそうだったかという思いです。186m短いということは、3時間ペース(4’15″/km)の場合、約47秒もの誤差があることになります。
僕のタイムはちょうど3時間00分00秒でしたが、距離が正確であれば3時間00分50秒くらいになっていたのでしょうか。しかし、横浜マラソン2015で3時間00分00秒ジャストの奇跡のタイムを出したことは紛れもない事実です。たとえ公認コースでなくても、距離が短くても、この奇跡を心の支えにして、今後のマラソン人生を頑張っていきますよ。
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来年(2016)こそは日本陸連公認コース!?
生まれ変わった横浜マラソンは観光ランの要素が大きくて、すんごく楽しめました。個人的には、公認であろうとなかろうと(距離が正確であろうとなかろうと)今さらどうでもよくなっています。
ただ、横浜マラソンほどの大きな大会が「日本陸連公認コース申請予定」とサイトで発表していたからには、やはり公認コースであることを期待したランナーも非常に多いでしょうね(確かに予定通り”申請”はしましたが)。次回こそはしっかりお願いします。
今回のコース検定結果を受けて、横浜マラソン組織委員会は以下の通りコメントしています。
「事前に準備しておりましたが、距離が短かったという結果になり、参加されたランナーの皆様には大変申し訳なく思います。次回大会の日本陸連公認コース申請については、日本陸連と協議し、対応を検討していきます。」
「首都高については図面を取り寄せるなどして距離を計算していたが、結果的に十分ではなかった。来年の開催に向けてコースを調整したい」
via: 横浜マラソンのコースは距離が規定に足りず NHKニュース
首都高速道路を使用する横浜マラソンを毎年開催することができるのか、少し心配ですけど来年(2016)も開催することをほのめかしています(ちなみに、東京湾アクアラインを使用する「ちばアクアラインマラソン」は、準備が大変なので今のところ隔年開催)。
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参加料は国内フルマラソン大会として日本一を誇りますが(手数料込みで15,966円)、お値段以上の価値は間違いなくあったと感じていますので、来年もエントリーするつもりです。たとえ公認コースでなくても、フトコロ事情が許してくれる限り。