第1回さいたま国際マラソン(2015年11月15日)
兼 第31回オリンピック(2016/リオデジャネイロ)女子マラソン代表選手選考会
忘れもしない2015年11月15日(日)。この日に開かれた大会はたくさんあれど、世界で一番盛り上がったのは「第1回さいたま国際マラソン」で間違いなし! ひとりの市民ランナーとして、一生に一度しかない第1回さいたま国際マラソンを(かろうじて)完走できたのは、この上なく光栄なことです。大会サポーターの川内優輝選手はゴール地点にいませんでしたけど、第1回さいたま国際マラソンのフィニッシュを迎えた、あの時の感動は永遠に不滅です。
さいたま国際マラソンに関する記事は、エントリー情報や「日本代表チャレンジャーの部」の結果、完走率、前日イベントでの夢のトークショーなどを書いていますが、僕の結果については一切触れていません。
当日のレース後は結果をチェックしたい大会が他にもたくさんあり、自分の結果はどんどん後まわしに。時が経つほどだんだん面倒くさくなり、「僕の結果なんて誰も興味ないから、もういっか」と、最終的には放置するつもりでした。
しかし、この「ほぼニートの資格取得日記」をおそらく愛読してくださっている方から「さいたま国際の結果はいかがだったでしょうか?」「(感想を)心待ちにしておりますの。」とのコメントが。しかも二人から。
人間たるもの、ただ一人に想ってもらえれば、それだけで人生は満ち満ちたものになるのに、なんと二人もです。僕の場合、リアルに想ってもらえる人は一人もいないので、自分で自分を想えばそれだけで(むなしく)満たされますが、なんとお二人から催促のコメントを頂きました。これは書くしかないでしょう。
ということで、重い腰を上げて筆を執ることにします。ただし、ほぼニートのくせに最近はわりと忙しいです。僕ごときの結果掲載に、あまり時間を割いていられません。ササッと書く程度になりますので、ご了承ください。
【目次】
関連 さいたま国際マラソン2016 エントリー5月23日開始
僕の結果・順位(リザルト)
第1回さいたま国際マラソンの結果・順位は、大会サイトやランネットで発表されています。結果の確認は以下からどうぞ。
このブログでは僕自身の情報については厳格な秘密主義を貫いていますが、コメントをくださったほっこりさんには、僕の結果がなぜか漏れていました。相当高度なクラッキング能力をお持ちのようです。本当なら生涯隠し通したかった、第1回さいたま国際マラソンでの僕の結果・順位は以下の通り。
【僕の結果】
計測ポイント | スプリット | ラップ |
---|---|---|
Start | 0:00:16 | — |
5km | 0:22:42 | 22:26 |
10km | 0:44:54 | 22:12 |
15km | 1:07:18 | 22:24 |
20km | 1:29:56 | 22:38 |
中間 | 1:36:38 | 06:42 |
25km | 1:54:53 | 18:15 |
30km | 2:19:36 | 24:43 |
35km | 2:43:15 | 23:39 |
40km | 3:07:44 | 24:29 |
Finish | 3:19:56 | 12:12 |
フィニッシュタイム3時間19分56秒・総合順位929位(3279人中)。かつては「この第1回さいたま国際マラソンで、自己ベスト(2時間51分35秒)を更新する!」と息巻いていた時代もありましたが、深刻な練習不足がたたりこのザマです。でも当日は「関門・制限時間に引っ掛からないで、とにかく無事に完走を果たす」と、目標を下方修正していたので、見事に目標達成!?
レース中のトイレ休憩(小)は2回。40km地点の計測マットを踏む直前で、左ふくらはぎが攣ってしまい、1分~2分ほどまったく動けず。ゆっくりペースで余裕しゃくしゃくのゴールを果たすつもりが、残り2kmが死ぬほど長く感じ、今シーズンのレースでは一番つらかった。
さいたま国際マラソンのコースは、そこまでキツくないよ。
第1回さいたま国際マラソンのテレビ中継解説を担当する高橋尚子さん・赤羽有紀子さん、そして大会サポーターに就任した川内優輝選手。このお三方による、前日イベントの夢のトークショーでは、三人とも口をそろえて「さいたま国際マラソンのコースはキツい!」と語っていました。
最大高低差は17m~18m程度ですが、アップダウンが激しく続き、カーブも多く登場するので「走力や体力だけでなく、知力も試される難しいタフなコース」とのこと。赤羽有紀子さんはジョグでコース試走したところ、見事に撃沈したそうです。
関連記事 【第1回さいたま国際マラソン 2015】完走率70%と予想。川内優輝が、夢のトークショーで語る
コースマップ・高低図だけを見て「こんなの楽勝じゃん」と楽観視していた僕は、これを聴いてビビりまくり。不安でいっぱいになり、その日はなかなか寝付けませんでした。正直、夢のトークショーなんて聴きに来なければよかった、と。
でも実際に走ってみると、心配していたほどキツくはありません。確かにアップダウンが激しく、カーブに差し掛かると同時に上り坂が始まるなど、走りにくい部分もありましたが…。僕はこの1週間前に、日本一きついコースといわれる「いびがわマラソン」を経験していましたからね。いびがわマラソンに比べると、全然ぬるいぬるい。むしろ適度なアップダウンがいい刺激になり、飽きることなく愉しめましたよ(でも脚は攣りました)。
コースの走りにくさも、フルマラソンに生まれ変わった「横浜マラソン」の首都高速道路に比べれば、まだまだ余裕です。さいたま国際マラソン、恐るるに足らず! (でも脚は攣りました)
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さいたま国際マラソン アクセス良すぎで直前までのんびりできる
第1回さいたま国際マラソンで最も印象に残っていることは、大撃沈したこと…ではなく、アクセスの良さ、レース前後の動きやすさ・快適さ。さいたま国際マラソンには前日・当日ともに、ストレスなく参加できたので最高でした。
会場のさいたまスーパーアリーナまでは「さいたま新都心駅」から徒歩5分。宿泊ホテルの最寄り「赤羽駅」からはJR高崎線で12~13分。ホテルの部屋を出て、30分足らずで会場に到着できる。すんごく楽です。ちなみに当日朝の実際のタイムスケジュールは以下の通り。いつもなら早めはやめの行動を心掛けていますが、この日ばかりはだいぶ遅めの出発でのんびりできました。
【実際の当日スケジュール】
- 5:30 起床
- 8:15 ホテルの部屋を出る
- 8:18 赤羽駅を出発
- 8:30 さいたま新都心駅に到着
- 8:40 アリーナ内に到着し、荷物をおろす
- 8:50 スタート整列開始
- 9:40 一般(サブ4)の部 スタート
また当日はアリーナ内が待機場所として開放されるため、たとえ雨の日でも濡れずに過ごせます。そして、スタート地点もアリーナのすぐ隣なので、整列開始時間(8:50)の直前までアリーナ内で暖かくのんびりできます。最高ですね。
手荷物預かりは無く(財布・スマホ等の貴重品預かりはありますが)、さいたまスーパーアリーナ内の座席に各自の責任で放置。みんな放置しているので、ある意味安心です。荷物預かりで時間をとられることがなく、かえって良かったかもしれません!?
川内優輝選手はゴール地点で待っていませんでした。
大会当日の川内優輝選手は、さいたま国際マラソンではなく「上尾シティマラソン・上尾ハーフマラソン」(埼玉・上尾市)に招待選手として出場。でも上尾シティマラソン終了後に、さいたま国際マラソンの会場へ駆けつけ、フィニッシュ地点で僕らのゴールを迎えてくれると約束してくれました。
川内優輝選手が待っている…。それだけを、それだけを楽しみに、ボロボロになりながらもフィニッシュ地点にたどり着きました。がしかし、そこに川内優輝選手の姿はありませんでした。
帰り際に、そこら辺を歩いていたのは見かけました。日本人トップに輝いた吉田香織選手とばったり出会い、楽しく会話されている姿も見かけました。でも僕がフィニッシュする、記念すべき瞬間にはいませんでした。
今日の川内優輝選手は上尾ハーフマラソンに出場し、63分11秒の今季の自己ベストの記録で5番目にゴールしました。そして「この調子を維持すれば心配は無い。しっかり走るだけ。7分台を狙える状態になってきた。」と福岡国際の大一番に向けての自信を覗か…
Posted by 川内優輝選手応援プロジェクト(久喜本部) on 2015年11月15日
さいたま国際マラソンのあとは、肉!
第1回さいたま国際マラソンのあとは、肉を喰らいました。
さいたま国際マラソンの公認記録証
大会から約1ヶ月が経過し、僕の手元には記録証が届きました。
大会コードや競技場コードも記載されていますし、僕は陸連登録の部で走りましたので、これは「公認記録証」として活用できそうです(タイムがひどいので、使う機会はありませんけど)。
公認記録証が欲しい場合、大会によっては申請や手数料が別途必要なこともありますが、さいたま国際マラソンでは何もしなくても公認記録証が送られてくるみたいですね。嬉しい。