第70回びわ湖毎日マラソン(2015年3月1日)
兼 第15回世界陸上競技選手権大会(2015 北京)代表選考競技会
本日・2015年3月1日(日)に、世界陸上北京2015への最後の代表選考レースとなる「第70回びわ湖毎日マラソン」が行われました。寒さに加えて、雨・風ともに強く、非常に厳しいコンディションの中でのレース。なかなかペースが上がらず、後半まで集団も崩れない展開となりました。そんなびわ湖毎日マラソンを制したのは果たして!? そして、世界陸上北京2015代表の座の行方は!?
上位選手のみですが、結果速報をひたすら掲載しておきます。
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結果速報 順位・記録(上位選手のみ)
- 2:09:08 サムエル・ドゥング(ケニア)
- 2:11:10 ダニエル・メウッチ (イタリア)
- 2:11:18 セルオド バトオチル (NTN/モンゴル)
- 2:11:46 前田 和浩 (九電工)
- 2:12:29 野口 拓也(コニカミノルタ)
- 2:13:28 エリック・ディエマ (ケニア)
- 2:13:32 バズ・ウォルク(エチオピア)
- 2:14:13 米澤 類(中国電力)
- 2:14:27 佐々木 悟 (旭化成)
- 2:14:48 東野 賢治(旭化成)
- 2:15:18 黒木 文太 (安川電機)
- 2:15:20 松尾 良一(旭化成)
- 2:15:28 五十嵐 真悟(SUBARU)
- 2:15:30 佐藤 祐輔(富士通)
- 2:15:31 清谷 匠(中国電力)
- 2:15:40 松宮 祐行(日立物流)
- 2:15:41 松宮 隆行 (コニカミノルタ)
- 2:16:10 秋葉 啓太(小森コーポレーション)
- 2:16:22 森本 卓司(中国電力)
- 2:16:30 石川 卓哉(中国電力)
- 2:16:50 松岡 紘司(マツダ)
- 2:16:53 高橋 憲昭(DeNA)
- 2:17:14 菊池 昌寿(富士通)
- 2:17:16 松井 将器(東京工大)
- 2:17:42 何 盡平(台湾)
- 2:17:50 宇賀地 強(コニカミノルタ)
- 2:18:38 井幡 磨(大塚製薬)
- 2:18:57 笹沼 悠司(NTN)
- 2:19:36 吉村 大輝(流通経済大)
- 2:19:41 田口 祐弥(トヨタ紡織)
優勝はサムエル・ドゥング(ケニア)
ということで、優勝はサムエル・ドゥング選手(ケニア)。ペースメーカーが離れた30km地点からペースを上げ、後続を引き離し、終盤は独走態勢になり、トップでゴールを切りました。終始余裕のある走りもさることながら、6年間日本で活動(愛知製鋼)とのことで、勝利者インタビューを英語で質問されているにもかかわらず、日本語で答えていたのも、なんだか親近感がわいて印象的でした。
サムエル・ドゥング選手の5kmごとのラップタイム
- 5km 15’31”
- 10km 15’04”
- 15km 15’07”
- 20km 15’30”
- 25km 15’22”
- 30km 15’32”
- 35km 15’06”
- 40km 15’19”
セルオド・バトオチルは、トラック勝負に破れて3位
川内優輝選手の往年のライバル(?)で、個人的にはすごく応援していたセルオド・バトオチル選手は、2位のダニエル・メウッチ選手にトラック勝負に敗れて、3位に終わりました。
トップのサムエル・ドゥング選手に離されてからは、2位グループでダニエル・メウッチ選手と駆け引きをみせていましたが、ダニエル・メウッチ選手は5000m13分19秒00(10000m27分32秒86)のタイムを持つスピードランナーとのこと。トラックでのスピード勝負にまで持ち込まれると、さすがのセルオド・バトオチル選手でも手が出なかったようです。
日本人トップは前田和浩
日本人トップは、前田和浩選手。全体の順位は、2時間11分46秒の4位に終わっています。おととしの東京マラソン2013では2時間08分00秒の好走を魅せてくれましたが、今回はその走りは少し影を潜めてしまったようです。レース後のインタビューでも、「優勝を狙っていたので、順位に納得できていない。」「日本人トップであることだけが救い。」と語っていて、今回の内容には満足できていない様子でした。
前田和浩選手の5kmごとのラップタイム
- 5km 15’34”
- 10km 15’01”
- 15km 15’08”
- 20km 15’30”
- 25km 15’21”
- 30km 15’34”
- 35km 15’41”
- 40km 16’30”
マラソン4度目の宇賀地強は自己ワースト
そして、今回がマラソン4度目となる宇賀地強選手。マラソンに挑戦するたびに自己ベストを更新しているので、今回も、と期待がかかっていましたが、結果は2時間17分50秒の第26位。23km~24kmあたりで先頭集団から遅れ始めてしまい、これまでのフルマラソンの中では最も遅い記録となりました。この厳しい気象コンディションの中では、仕方がないのかもしれません。
《びわ湖毎日マラソン》
宇賀地 強選手 コニカミノルタ pic.twitter.com/Vj7biTgg6s— ひとみ (@km__girl) March 1, 2015
世界陸上北京2015 代表選考の対象選手
今回のびわ湖毎日マラソンも含め、世界陸上北京2015への各代表選考レースで日本人上位を獲得した選手は以下の通りです。この中から最大3名までが、世界陸上北京2015の代表選手に選ばれます。今後は、代表選手の行方にも注目です。
福岡国際マラソン
- 2:09:06(4位) 藤原 正和
- 2:09:59(5位) 足立 知弥
- 2:10:03(7位) 高田 千春
別府大分毎日マラソン
- 2:10:46(2位) 門田 浩樹
東京マラソン
- 2:07:39(7位) 今井 正人
- 2:09:12(9位) 佐野 広明
- 2:09:21(11位) 五ヶ谷 宏司
びわ湖毎日マラソン
- 2:11:46(4位) 前田 和浩
- 2:12:29(5位) 野口 拓也
- 2:14:13(8位) 米澤 類