市民ランナーなら誰もが憧れるGARIN(ガーミン)のGPSランニングウォッチ「ForeAthlete 620J」。僕はその620Jを愛用しています。
620Jで計測した走行データなどを管理するWebアプリケーション「GARMIN Connect」を開いてみると、画面に何やら見慣れないメッセージが。GARMIN Connectの画面右側に「ソフトウェア更新 ソフトウェアの更新が可能です。」とのメッセージが表示されるようになりました。
「これは、もしや!」と思い確認したところ、なんと「GARMIN Express」でのソフトウェア”自動”アップデートが出来るようになっていたのです。ついに、ついに、この日がやって来ました。
これまでは、手動アップデートしかできませんでした
GARMIN Expressとは、620JなどのGARMINデバイスをパソコンで管理するためのソフトウェア。GARMIN Connectへの走行データの自動アップロードや、デバイスへのワークアウト転送を行ってくれるなど、GARMINを使う上で欠かすことができません。
本来であればデバイスのソフトウェアアップデートも、このGARMIN Expressで行えるはずなのですが、悲しいことに「日本国内製品はGARMIN Expressからのソフトウェア更新に対応しておりません」とのこと。
【関連記事】【GARMIN(ガーミン)ForeAthlete 220J/620J】ソフトウェア 2.20への手動アップデート手順を掲載。GARMIN Expressでは自動アップデートできない!?
そのため、620Jのソフトウェアアップデートは、わざわざ手動で行っていました。サイトから更新ファイルをダウンロードして、Zip解凍して、デバイス本体へファイルを格納して、再起動して、再設定して…。なんて作業をわざわざ行っていたのです。
しかしこれからは、そんな煩わしさから解放されます。GARMIN Expressを使って、クリックひとつでアップデートが可能となります。さっそく、GARMIN Expressで自動アップデートを行ってみましたので、その様子を紹介します。
ソフトウェアバーション 2.30 の変更点
アップデート前のソフトウェアバージョンは2.20です。GARMIN Expressの自動アップデートで、これを2.30に上げます。ちなみに、バージョン 2.30の変更点・修正点は以下の3つです。
【GARMIN ForeAthlete 620J ソフトウェアバージョン 2.30の変更点・修正点】
- ラップ表示ページをカスタマイズできるように機能追加
- ラップ確認ページに表示されるデータ項目名を割愛し、数値の文字サイズを大きく変更
- 経過時間が消えてしまう問題の修正
バージョン 2.30の更新ファイルの配信開始日は、2015年1月14日と2ヶ月も前のこと。しかし、手動アップデートが面倒くさくて、更新していませんでした。
GARMIN Expressで自動アップデートを、実際にやってみた
それでは、GARMIN Expressでのソフトウェアアップデート作業に入ります。
GARMIN Expressを起動させると、「ソフトウェア更新 ファームウェアの更新をインストールする準備ができました」とのメッセージが表示されます。
アップデートを行う前には、万が一に備えてバックアップを取るのが一般的かもしれませんが、面倒くさいので、何も考えず真っ先に「すべてインストール」をクリックします。
「更新の実行の利用規約」が表示されます。
熟読して、内容に同意できる場合のみ「使用許諾契約に同意します」にチェックを入れる、というのが一般的かもしれませんが、面倒くさいので、何も考えずチェックを入れて「続行」をクリックします。
おや、「デバイスを接続する必要があります。お使いのデバイスをコンピューターに接続してください。」とのメッセージが表示されました。GARMIN Expressを起動する前から、デバイス(620J)はちゃんと接続していますが…。とりあえず620Jを接続し直して、再試行しました。
今度は「更新のための十分な領域がありません」とのメッセージが。ソフトウェア更新に必要な空き容量が不足しているようです。
「更新を続行」をクリックすると、最も古いアクティビティファイルのいくつかを削除して、デバイスに必要な容量を確保してくれるようです。ということで、「更新を続行」をクリックします。
あら、「ファームウェアの更新をインストール中にエラーが発生しました」とのこと。
「再試行」をクリックしてみると、先程と同じく「更新のための十分な領域がありません」とのメッセージが再び表示されました。ということで、「更新を続行」をクリックします。
ちなみに、「ファームウェアの更新をインストール中にエラーが発生しました」と「更新のための十分な領域がありません」のメッセージは、4~5回ほど繰り返し表示されました。こちらも負けずに、「更新を続行」のクリックを4~5回繰り返したところ、(十分な領域が確保されたためか)次に進むことができるようになりました。
そして、ソフトウェアのアップデートが開始され、
おそらく無事に、アップデートが完了しました。
あとは、620J本体で「今すぐ更新」をタップして、タイムフォーマット・性別・体重・身長などの初期設定を行えば、アップデート作業完了です。
ソフトウェアバージョンを、620J本体でも確認したところ、ちゃんと2.30へ上がっていましたよ。
ということで、GARMIN Expressでソフトウェア自動アップデートを行えるようになり、アップデート作業が手動に比べてずっと楽になりました。これはもう嬉しい限り。さすがGARMINです。