第34回 大阪国際女子マラソン(2015年1月25日)
いよいよ今週末の1月25日(日)に「第34回 大阪国際女子マラソン」が開催。海外・国内招待選手、ネクストヒロイン選手は1ヶ月前に発表されていますが、大阪国際女子をフルに楽しむためにいま一度チェックしておきます。 果たして、優勝の行方はいかに!?
招待選手・ネクストヒロイン選手 記者発表の動画
大会前日の記者会見の動画
海外招待選手(4人)
タチアナ・ガメラ(ウクライナ)
- 生年月日: 1983年6月1日
- 身長・体重: 170cm・51kg
- 最高記録: 2:23:58(大阪国際女子マラソン 2013)
国内招待選手も気になるところですが、今大会いちばんの注目は海外招待選手のこの方、タチアナ・ガメラ選手。前回・前々回の覇者。2013大会は福士加代子選手を残り1km付近で追い上げて逆転、2014大会は赤羽有紀子選手を破っています。
(※過去大会のダイジェスト動画は関西テレビのWebサイトでチェック!)
高橋尚子さんとシドニー五輪でマッチレースを繰り広げたあのリディア・シモン選手以来の、史上2人目の大会3連覇となるか注目です。大会前日の記者会見では「これまでに比べても最高の仕上がり。優勝を狙っていきたい。」と語っています。
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2011 | 大邱(テグ)世界陸上 | 2:31:58 | 15位 |
2012 | 第31回 大阪国際女子マラソン | 2:24:46 | 2位 |
2012 | ロンドンオリンピック | 2:24:32 | 5位 |
2013 | 第32回 大阪国際女子マラソン | 2:23:58 | 優勝 |
2014 | 第33回 大阪国際女子マラソン | 2:24:37 | 優勝 |
エレナ・プロコプツカ(ラトビア)
- 生年月日: 1976年9月21日
- 身長・体重: 168cm・51kg
- 最高記録: 2:22:56(大阪国際女子マラソン 2005)
2005大会で優勝して以来、10年ぶりの大阪国際女子出場。年齢は38歳と大ベテランの域に差し掛かっていますが、実力は健在。昨年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは2時間24分07秒で2位に入っています。2005大会の2時間22分56秒を上回るタイムで、自己ベスト更新を狙うとのこと。
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2002 | パリマラソン | 2:28:36 | 5位 |
2003 | ロンドンマラソン | 2:24:01 | 7位 |
2003 | シカゴマラソン | 2:24:53 | 3位 |
2004 | ボストンマラソン | 2:30:16 | 4位 |
2004 | ニューヨークシティマラソン | 2:26:51 | 5位 |
2005 | 大阪国際女子マラソン | 2:22:56 | 優勝 |
2005 | ニューヨークシティマラソン | 2:24:41 | 優勝 |
2006 | ボストン・マラソン | 2:23:48 | 2位 |
2006 | ニューヨークシティマラソン | 2:25:01 | 優勝 |
2007 | ボストンマラソン | 2:29:58 | 2位 |
2007 | ニューヨークシティマラソン | 2:26:13 | 3位 |
2008 | ボストンマラソン | 2:28:12 | 4位 |
2012 | ロンドンマラソン | 2:27:04 | 10位 |
2013 | ニューヨークシティマラソン | 2:27:47 | 3位 |
2014 | 名古屋ウィメンズマラソン | 2:24:07 | 2位 |
2014 | ニューヨークシティマラソン | 2:26:15 | 4位 |
メルカム・ギザウ(エチオピア)
- 生年月日: 1990年9月17日
- 身長・体重: 158cm・47kg
- 最高記録: 2:26:24(ドイツ・デュッセルドルフ 2013)
マラソン完走は過去6回で、おととし(2013年)のデュッセルドルフ(ドイツ)を制覇。ベストタイムは2時間26分台ですが、まだ24歳と若く一発の魅力を秘めているとのこと。ベテラン勢をばくっと喰ってしまうのか注目です。
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2009 | ランス マラソン | 2:31:55 | |
2010 | ランス マラソン | 2:28:58 | |
2011 | アイントホーフェン マラソン | 2:26:52 | |
2012 | デュッセルドルフ マラソン | 2:27:50 | |
2013 | デュッセルドルフ マラソン | 2:26:24 | |
2014 | ハンブルク マラソン | 2:28:14 |
ボーンズ・ジェプキルイ(ケニア)
- 生年月日: 1986年11月23日
- 身長・体重: 158cm・47kg
- 最高記録: 2:33:50(ドイツ・ハノーバー 2014)
先日の1月14日に追加発表された海外招待選手。調べてみると、今回が2度目のフルマラソン挑戦のようです? ハーフマラソンは1時間10分32秒(アスペティア2014)のベストタイムを持っています。
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2014 | ハノーバー マラソン | 2:33:50 |
※すでに発表されていた海外招待選手のうち、マーガレット・アガイ選手(ケニア)とカロリナ・ヤジンスカ選手(ポーランド)は足の故障のため、欠場。
国内招待選手(8人)
重友 梨佐(天満屋)
- 生年月日: 1987年8月29日
- 身長・体重: 168cm・52kg
- 最高記録: 2:23:23(大阪国際女子マラソン 2012)
今回は完全復活をかけたリベンジです。
3年前の第31回大会は2時間23分23秒(日本歴代9位)で初優勝し、ロンドン五輪代表に。しかし、ロンドン五輪は79位、前回の第33回大会では脱水症状を起こして64位と結果を残せていません。「(ここ数年は)思っていたより調子のピークは早くて、良い状態を長く維持することが難しかった。今回はマラソンに集中する。」と語っていて、完全復活へのリベンジに燃えています。
前回大会同様にペースメーカーが走らない今大会。3年前の優勝タイムである2時間23分23秒のような記録を狙うなら、序盤から5キロあたり17分0秒前後で走る必要があるが、前回は中盤以降に足が動かなくなった経験があり、それが心理面にどう影響するか。復活への足掛かりとして、まずは2時間25分台が目安になりそうだ。
img via: 【大阪国際女子マラソン】3連覇狙うガメラ、後半に勝負 対抗馬の筆頭は重友、復活に期待 – 産経WEST
【参考】大阪国際女子マラソン大会ガイド | 第34回 大阪国際女子マラソン 公式ホームページ
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2011 | ロンドンマラソン | 2:31:28 | 24位 |
2012 | 第31回 大阪国際女子マラソン | 2:23:23 | 優勝 |
2012 | ロンドンオリンピック | 2:40:06 | 79位 |
2013 | ニューヨークシティマラソン | 2:31:54 | 11位 |
2014 | 第33回 大阪国際女子マラソン | 2:58:45 | 64位 |
小﨑 まり(ノーリツ)
- 生年月日: 1975年7月16日
- 身長・体重: 162cm・46kg
- 最高記録: 2:23:30(大阪国際女子マラソン 2013)
豊富なキャリアを誇るママさんランナー。大阪国際女子マラソンには3年連続7度目の出場。後輩の岩出玲亜選手に刺激を受けたのか、岩出選手が「横浜国際女子マラソン」(2014年11月)で出した10代の日本最高記録・2時間27分21秒を上回る26分台を狙うとのことです。
現役最年長実業団ランナー、7度目の浪速路へ
39歳の小崎にとって、7回目の浪速路は雪辱戦になる。今年1月の前回大会は肋骨を骨折していた影響もあり、2時間31分台で自己ワーストの7位に沈んだ。
「面白くなかった。レースを楽しむためには前につかなきゃ」。先頭集団でレースを運ぶのがノルマだ。
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2003 | 大阪国際女子マラソン | 2:23:30 | 5位 |
2005 | 大阪国際女子マラソン | 2:23:59 | 2位 |
2005 | ヘルシンキ世界陸上 | 2:30:28 | 15位 |
2007 | 大阪国際女子マラソン | 2:24:39 | 2位 |
2007 | 大阪世界陸上 | 2:35:14 | 14位 |
2010 | 大阪国際女子マラソン | 2:26:27 | 3位 |
2010 | ロンドンマラソン | 2:25:43 | 9位 |
2011 | 大阪マラソン | 途中棄権 | |
2011 | 神戸マラソン | 途中棄権 | |
2013 | 大阪国際女子マラソン | 2:26:41 | 4位 |
2014 | 大阪国際女子マラソン | 2:31:17 | 7位 |
野尻あずさ(ヒラツカ・リース)
- 生年月日: 1982年6月6日
- 身長・体重: 156cm・43kg
- 最高記録: 2:24:57(大阪国際女子マラソン 2012)
「魚津しんきろうマラソン」(ハーフの部)で最初の100mだけお隣を並走したこともあって、個人的には一番応援している選手です。
昨年11月の「横浜国際女子マラソン」では思うような結果を出せず5位(日本人3位)に終わりましたが、今回はそのリベンジです。横浜国際の評価を覆す走りができるのか注目です。自己ベストの2時間24分57秒は更新したいところでしょうか。前日記者会見では「マラソンを楽しむことをテーマに、自分を信じて走る」とのこと。
野尻あずさ…孤高のランナー、五輪へのこだわり
「普段の練習から1人で攻め切れていない部分があった。競り合う相手がいないんじゃなくて、相手は自分だった」。
横浜国際ではなぜ粘れなかったのか-。それを常に念頭に置きながら練習を重ねてきた。「リオデジャネイロ五輪を目指していくにあたって、大阪で何かをつかみたい」。
img via: 【大阪国際女子マラソン・注目選手(2)】野尻あずさ…孤高のランナー、五輪へのこだわり(2/2ページ) – 産経WEST
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2010 | 大阪国際女子マラソン | 2:29:12 | 8位 |
2011 | ロンドンマラソン | 2:25:29 | 20位 |
2011 | 大邱(テグ)世界陸上 | 2:33:42 | 19位 |
2012 | 大阪国際女子マラソン | 2:24:57 | 3位 |
2013 | 東京マラソン | 2:31:15 | 9位 |
2013 | 横浜国際女子マラソン | 2:28:47 | 2位 |
2014 | 北海道マラソン | 2:30:26 | 優勝 |
2014 | 横浜国際女子マラソン | 2:28:54 | 5位 |
渡邊 裕子(エディオン)
- 生年月日: 1987年11月3日
- 身長・体重: 151cm・39kg
- 最高記録: 2:25:56(大阪国際女子マラソン 2013)
大阪国際女子マラソンには3年連続3回目の出場。初出場の2013大会は3位でしたが、前回は2時間34分01秒の12位。昨年4月に新設された日本陸連ナショナルチームのメンバーに選ばれ、トップランナーとの合同練習も積んできたようです。その成果が発揮されるのか注目です。
前回は12位だった渡辺は昨夏から体重を5キロ落とし、体を絞り込んできた。自己ベストである2時間25分56秒の更新は十分に可能だ。
img via: 【大阪国際女子マラソン】3連覇狙うガメラ、後半に勝負 対抗馬の筆頭は重友、復活に期待 – 産経WEST
【参考までに日本陸連ナショナルチームの女子メンバー】
選手 | 所属 |
---|---|
伊藤 舞 | 大塚製薬 |
木﨑 良子 | ダイハツ |
重友 梨佐 | 天満屋 |
田中 智美 | 第一生命 |
野口 みずき | シメックス |
早川 英里 | TOTO |
福士加代子 | ワコール |
前田 彩里 | ダイハツ |
渡邊 裕子 | エディオン |
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2012 | 名古屋ウィメンズマラソン | 2:29:20 | 13位 |
2013 | 大阪国際女子マラソン | 2:25:56 | 3位 |
2013 | 北海道マラソン | 2:29:13 | 優勝 |
2014 | 大阪国際女子マラソン | 2:34:01 | 12位 |
永尾 薫(ユニバーサルエンターテインメント)
- 生年月日: 1989年9月26日
- 身長・体重: 160cm・46kg
- 最高記録: 2:26:58(横浜国際女子マラソン 2011)
初マラソン(横浜国際女子 2012)で2時間26分台の好タイムを出した実力者。2012年の名古屋ウィメンズマラソン以来、約2年ぶりのフルマラソンです。小出義雄監督(現在は佐倉アスリート倶楽部の代表)の指導を受け、「2時間22分~23分台を出せる力はある」とのこと。ということで、2時間22分~23分台を目標に世界陸上代表の座を狙います。
永尾薫…小出門下生、絶対的記録狙う
約2年ぶりとなるマラソンの舞台に大阪国際を選んだのは、記録が一番出やすいイメージがあるためだ。日本陸連の派遣設定記録である2時間22分30秒を切ることが大きな目標といい「日本人トップとかじゃなく、絶対的な記録でアピールしたい」。雌伏の準備期間をへて、“小出門下生”としての実力をみせる覚悟だ。
img via: 【大阪国際女子マラソン・注目選手(3)】永尾薫…小出門下生、絶対的記録狙う(1/2ページ) – 産経WEST
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2011 | 横浜国際女子マラソン | 2:26:58 | 4位 |
2012 | 名古屋ウィメンズマラソン | 2:38:02 | 30位 |
新宅 里香(しまむら)
- 生年月日: 1985年10月19日
- 身長・体重: 155cm・44kg
- 最高記録: 2:30:37(ゴールドコーストマラソン 2014)
フルマラソンはこれまで4度経験で、そのうち3回は2014年に集中。東京(2月)・長野(4月)・ゴールドコースト(7月)と続けてレースに参戦し、着実に自己ベストを更新しています。フルマラソン5回目となる今回は2時間30分切りなるか。大阪学院大出身ということで、「第2の故郷」でのレースに懸ける思いは強いようです。
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2012 | 名古屋ウィメンズマラソン | 2:37:13 | 28 |
2014 | 東京マラソン | 2:31:15 | 8位 |
2014 | 長野マラソン | 2:36:02 | 2位 |
2014 | ゴールドコーストマラソン | 2:30:27 | 2位 |
宮内 宏子(ホクレン)
- 生年月日: 1983年6月19日
- 身長・体重: 154cm・41kg
- 最高記録: 2:32:20(横浜国際女子マラソン 2009)
ご存知、宮内姉妹の弟・宏子選手です。昨年は京セラから北海道のホクレンに移籍。気持ち新たにマラソンに挑戦! 目標は横浜国際女子マラソン2009で出した自己ベスト2時間32分20秒の更新とのこと。
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2009 | 横浜国際女子マラソン | 2:32:20 | 8位 |
2010 | 北海道マラソン | 2:32:42 | 2位 |
2011 | 大阪国際女子マラソン | 2:38:31 | 10位 |
2012 | 横浜国際女子マラソン | 2:33:21 | 10位 |
2013 | 大阪国際女子マラソン | 2:35:03 | 13位 |
2013 | 北海道マラソン | 2:37:01 | 4位 |
2014 | 大阪国際女子マラソン | 2:35:03 | 13位 |
2014 | 名古屋ウィメンズマラソン | 2:36:51 | 25位 |
森 祥子(大塚製薬)
- 生年月日: 1984年5月17日
- 身長・体重: 158cm・47kg
- 最高記録: 2:35:10(北海道マラソン 2014)
今回2度目のマラソン挑戦。初マラソンは2014年夏の北海道マラソンでしたが、今回は冬のマラソンで記録を狙います。自己ベストタイムをどこまで更新できるのか注目です。
【マラソン成績】
年 | 大会 | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
2014 | 北海道マラソン | 2:35:10 | 2位 |
ネクストヒロイン選手(実業団2人・大学生9人)
城戸 智恵子(キャノンアスリートクラブ九州)
- 生年月日: 1990年3月14日
- 身長・体重: 161cm・45kg
- 最高記録: 1:10:11(第32回山陽女子ロードレース 2013)
ネクストヒロイン枠では一番の注目選手。フルは未経験ですが、昨年は全日本実業団ハーフで4位入賞(1:10:45)、世界ハーフマラソン選手権では24位(1:10:17)。ここ数年でハーフマラソンの記録も伸び、勢いに乗っている選手の1人とのこと。入社6年目でマラソン初挑戦です。
城戸智恵子…熊本のパン屋からマラソン選手へ
「練習が好きな方ではなく、高校を卒業しても陸上を続けるつもりはなかった」。2008年3月に熊本・有明高を卒業後は就職せず、地元のパン店でアルバイト生活を送っていた。
6月頃から市民ランナーと走る機会を設けたのは「ダイエットを兼ねて」。ただ、12月に全国都道府県対抗女子駅伝の選考会に出場したところ、ある指導者の目に留まった。
img via: 【大阪国際女子マラソン・注目選手(1)】城戸智恵子…熊本のパン屋からマラソン選手へ(1/2ページ) – 産経WEST
【ベストタイム】
種目 | 記録 |
---|---|
3000m | 9分19秒73 |
5000m | 15分36秒90 |
10000m | 32分47秒83 |
10km | 32分43秒 |
ハーフマラソン | 1時間10分11秒 |
下山 かなえ(ノーリツ)
- 生年月日: 1991年7月24日
- 身長・体重: 158cm・43kg
- 最高記録: 1:14:28(ハーフ)
下山かなえ選手も今回が初マラソンのようです。昨年11月の横浜国際マラソン女子マラソンで、10代の日本最高記録(2時間27分21秒)を出した後輩の岩出玲亜選手の活躍に刺激を受け、先輩・小﨑まり選手とともに出場。
【ベストタイム】
種目 | 記録 |
---|---|
1500m | 4分37秒38 |
3000m | 9分30秒12 |
5000m | 16分23秒22 |
10000m | 34分02秒00 |
ハーフマラソン | 1時間14分28秒 |
奥野 有紀子(京都産業大)
- 生年月日: 1992年9月12日
- 身長・体重: 153cm・43kg
- 資格記録: 1:12:44(ハーフ)
先日の「全国女子駅伝2015」での走りは記憶に新しいですね。京都代表で第9区・アンカーを走り、トラック勝負まで粘った、僅かな差で大阪に破れてしまいました。
しかし、実力は学生ナンバーワン。ユニバーシアード2013(ロシア)ではハーフ3位、日本学生女子ハーフでは優勝と、大学生の中では断トツの成績を残しています。練習では30km走までしか経験がないようですが、今回は「2時間30分を切って自分に自信をつけたい」とのこと。
女子駅伝 京都、1秒差で連覇逃すも奥野有紀子が最後まで粘り
初出場の奥野は1位でたすきを受け取り「ワクワクしてスタートできた」というが、スプリント勝負で敗れ「最後のスパートが課題」と悔しさを口にした。25日には初マラソンが控える。「2時間30分を切って自分に自信をつけたい」と前を見据えた。
田中 絵理(大東文化大)
- 生年月日: 1992年9月10日
- 身長・体重: 156cm・43kg
- 資格記録: 1:12:44(ハーフ)
双子の姉妹の妹。第17回日本学生女子ハーフ(2014年3月)では1時間12分44秒の2位。ニューカレドニア国際ハーフ(2014年8月)では1時間16分41秒の2位。
大学生の中では、春からの実業団入りが決まっている奥野有紀子(京産大)と田山絵理(大東大)に期待がかかる。2人ともハーフマラソンの記録が1時間12分台のため、2時間30分前後で走れる力はある。前回大会で当時佛教大4年の前田彩里(ダイハツ)が後半に力を発揮して4位に食い込んだように、中盤まで安定したラップを刻んでいくことが大事になる。
img via: 【大阪国際女子マラソン】3連覇狙うガメラ、後半に勝負 対抗馬の筆頭は重友、復活に期待 – 産経WEST
田中 満理(大東文化大)
- 生年月日: 1992年9月10日
- 身長・体重: 156cm・43kg
- 資格記録: 1:12:52(ハーフ)
双子の姉妹の姉。第17回日本学生女子ハーフでは1時間12分52秒の4位。ニューカレドニア国際ハーフ(2014年8月)では1時間15分41秒の優勝。
※腸脛靱帯炎で欠場することが発表されました。
大畠 万由子(神戸学院大)
- 生年月日: 1995年11月21日
- 身長・体重: 158cm・46kg
- 資格記録: 2:42:05
まだ大学1年生ですけど「神戸マラソン2014」でマラソンに初挑戦。僕は大撃沈しましたが、大畠選手の結果は2時間42分05秒の5位入賞。神戸マラソンからまだ2ヶ月しか経っていませんが、2度目のフルマラソンで、自己ベストの大幅更新なるか。
数藤 未来(大阪学院大)
- 生年月日: 1993年2月12日
- 身長・体重: 161cm・48kg
- 資格記録: 2:50:33
フルマラソンは「名古屋ウィメンズマラソン2014」を走っていますが、途中で体調を崩したこともあり、タイムは2時間50分33秒の42位。
末次 志帆(長崎大)
- 生年月日: 1992年6月17日
- 身長・体重: 164cm・49kg
- 資格記録: 2:51:41
「名古屋ウィメンズマラソン2013」では、2時間51分41秒の30位。
吉峯 知里(近畿大)
- 生年月日: 1992年11月3日
- 身長・体重: 158cm・45kg
- 資格記録: 1:59:42(30km)
大阪国際女子マラソンの出場選考会を兼ねた「大阪女子30kmロードレース」(2014年11月30日)では、1時間59分42秒で優勝。今大会は2時間48分を目標に掲げています。
22歳の“芸術家ランナー”いざ大阪国際へ 近大の吉峯
昨年の覇者、前田彩里(当時佛教大、現ダイハツ)に続き、今年も大学生の吉峯が初優勝。
先頭集団を引っ張り、残り3キロ付近で「強そうで怖かった」という他の選手を振り切るようにピッチを上げると一気にゴール。昨年の12位から自身のタイムも5分以上縮める会心のレースだった。
酒井 優実(大阪芸術大)
- 生年月日: 1992年11月17日
- 身長・体重: 167cm・56kg
- 資格記録: 1:17:36(ハーフ)
昨年春に足を痛めて走れない時期が続いていたようですが、今回、初マラソンに挑戦です。富士山女子駅伝(2014年12月23日)では4区(9.4km)34分17秒で区間20位。第9回京都陸協記録会(2014年12月)5000m 16分51秒29(5位)。
松栄 モモ子(東北福祉大)
- 生年月日: 1994年7月31日
- 身長・体重: 156cm・42kg
- 資格記録: 1:1745(ハーフ)
陸上に始めたのは高校に入ってから。大学2年生でフルマラソンに挑戦。第17回日本学生女子ハーフでは1時間18分16秒の25位。