第1回 さいたま国際マラソン(2015年11月15日)
スポンサー収入が厳しく大会の財政難を理由に、今年11月の第6回大会を最後に終了した「横浜国際女子マラソン」。横浜国際女子マラソンの後継大会として、「さいたま国際女子マラソン(仮)」が埼玉で開催されることが決定しています。埼玉県では初めての国際マラソン。開催日は果たしていつ頃になるのか。
その具体的な開催日について、2014年12月22日(月)に大会事務局から発表がありましたので記事にしておきます。
【2015.04.15 追記】
そして、さいたま国際女子マラソン(仮)のマラソンコースが2015年4月15日(水)に発表されました。コースの他にも、大会名称・種目・部門・大会サポーターなどが発表されています。フルマラソンには男性も参加可能。大会サポーターはなんと川内優輝選手。ここでの記事の最後に追記しておきます。
【目次】
関連 さいたま国際マラソン2016 エントリー5月23日開始
開催日決定 2015年11月15日(日)
横浜国際女子マラソンの後継大会となる「第1回 さいたま国際女子マラソン(仮)」の開催日は2015年11月15日(日)に決定したとのことです。
来年、埼玉で国際女子マラソン
日本陸連は22日、東京都内で開いた理事会で2015年度後半の競技日程を決め、ことし11月の大会を最後に終了した横浜国際女子マラソンの後継大会を、来年11月15日に埼玉県で実施することを決めた。五輪や世界選手権などの代表選考会としての位置付けも引き継ぐ。コースやレース規模などの詳細については引き続き協議する。
開催時期は横浜国際女子と同じですから、選手も調整しやすいのではないでしょうか。五輪や世界選手権などの代表選考会としての役割も担い、コースなどの詳細については今後の協議で決定するとのことです。
さいたまシティマラソンと合体で「市民参加型フルマラソン」化を狙う。川内優輝も参加!?
2015年の「第1回 さいたま国際女子マラソン(仮)」はエリートランナーだけの募集となりそうですが、2016年の第2回以降は一般の市民ランナーも募集する「市民参加型フルマラソン」を考えているようです。
毎年3月開催(2015年は2月22日開催)のハーフマラソン大会「さいたまシティマラソン」と合体してフルマラソン化を狙うとの話も上がっています。
あの川内優輝選手の地元・埼玉での、初めての大規模フルマラソン。実現すれば川内選手も関わってくるかもしれません。国際女子マラソンですので、男性の川内選手が全面に出てくるのは難しいかもしれませんが、「県庁職員として裏方で何か手伝えればいい」などと川内選手は語っています。
公務員ランナーの川内優輝(27)=埼玉県庁=は30日、来年11月にさいたま市と埼玉県が共催することで最終調整されている国際女子マラソンの“プロデューサー”に名乗りを上げた。(中略)「せっかく埼玉でフルマラソンが行われる。上から言われれば、県庁職員として裏方で何か手伝えればいい」と話した。
via: 【マラソン】川内、来年さいたま国際女子をプロデュース!「県庁職員」として意欲 : スポーツ : スポーツ報知
個人的にとても気になることは、やはり男性ランナーの募集はあるのかないのか。
フルマラソンの部でも男性の参加が可能になってくれると、男性の僕としてはとても嬉しいのですが、「名古屋ウィメンズ/シティマラソン」や「大阪国際女子マラソン/大阪ハーフマラソン」などのように、フルマラソンは女性限定、サブイベントのハーフマラソンなどは誰でも参加可という構成でもいいですよ。果たしてどのような形に仕上がってくるのか、今後の動向に注目です。
マラソンコース発表 大会サポーターに川内優輝が就任
【2015.04.15 追記】
さいたま国際女子マラソン(仮)のマラソンコースが、2015年4月15日(水)に大会事務局から発表されました。マラソンコースの他にも、大会名称・種目・部門・大会サポーターなどについても発表されています。
大会名称は「さいたま国際マラソン」
大会名称が正式に発表されました。ここまで「さいたま国際女子マラソン(仮)」としてきましたが、大会名は「さいたま国際マラソン」になるとのことです。”女子”はありません。なんと、男性もフルマラソンに出場可能です。
第1回さいたま国際マラソンは、リオ五輪2016女子マラソン代表選考会を兼ねており、埼玉県初の国際マラソンとなります。
種目・部門
さいたま国際マラソンの種目・部門は以下の通りです。なんと、男性もフルマラソンに出場可能です(大切なことなので2回書きました)。
【第1回さいたま国際マラソン 種目・部門】
- 日本代表チャレンジャーの部(フルマラソン女子)
- 一般の部(フルマラソン男子・女子)
- 3kmの部
- 1.5kmの部
- 親子ファンランの部
日本代表チャレンジャーの部は500人~1,000人の参加を想定。一般の部は男女定員5,000人で4時間以内での完走が条件とのこと。
大会サポーターは川内優輝選手
第1回さいたま国際マラソンの大会サポーターには、埼玉県庁の公務員ランナー・川内優輝選手が就任されました。
「さいたま国際マラソンは埼玉県民の悲願。一県民として、また一県職員として、そして一ランナーとして、大会を精一杯支えたい」
と、大会主催者を通じてコメントしています。男性もフルマラソンに出場可能なんだから、川内優輝選手も出場してくれたらいいな、と思うのは僕だけではないはず。
マラソンコースについて
第1回さいたま国際マラソンのマラソンコースは、さいたま新都心のさいたまスーパーアリーナを発着点とし、埼玉スタジアム・旧中山道などを通り、折り返し地点は3ヶ所、有料道路も走るとのこと。最大高低差は17.6m程度ですが、細かいアップダウンが多いのが特徴。
発表会見に同席した高橋尚子さんによると、「体力だけではなく、気力も試されるコースだと思う。」「ポイントは風と起伏。マップの図ほどは高低差を感じない。リズムに乗れば記録を狙える。」とのこと。
また、大会サポーターに就任した川内優輝選手は「(アップダウンで)レースに変化が出てくる。何ヶ所かの折り返しも上手く使えば面白いレースになるし、駆け引きがうまいランナー、本当に強いランナーが勝てるコース」と語っています。
てっきり第1回大会はエリートランナー(女子)だけのレースになるかと思っていましたが、どうやら一般ランナーも参加可能な、男女約11,000人規模の市民マラソンになるようですね(さいたまシティマラソンとの合体はどうなったのかな?)。エントリー開始日や参加料などの詳しい募集要項についてはまだ見当たりませんが、今後の動向に注目です。
(男性でサブ3そこそこの)僕でも参加できる資格があるのなら、走ってみたいですね。開催日の11月15日(日)には金沢マラソン・神戸マラソン・豊田マラソンなども行われますけど、(さいたま国際マラソンは男性も参加可能ということで)僕の中ではそれらの大会が一気にかすんでしまいました。
公式ホームページ開設 要項発表
【2015.04.16 追記】
第1回さいたま国際マラソンの公式ホームページが開設されました。それに伴い募集要項なども明らかになっています。
気になるエントリー受付について、一般の部(フルマラソン男女)は5月23日(土)午前10:00よりエントリー開始。定員5,000人の、なんと先着順。さいたま市民優先枠・埼玉県民優先枠も用意されています。みなさん、スケジュールの調整はよろしいでしょうか。
種目・定員・参加料・スタート時間
種目・部門 | 定員 | 参加料 | スタート |
---|---|---|---|
日本代表チャレンジャーの部 (フルマラソン女子) |
— | 10,800円 | 9:10 |
一般(サブ4)の部 (フルマラソン男女) |
5,000人 | 国内10,800円 海外13,000円 |
9:40 |
3kmの部 (中学女子) (中学男子) (高校生以上) |
3,000人 | 中学1,620円 高校以上2,700円 |
10:00(中学女子) 10:05(中学男子) 10:10(高校以上) |
1.5kmの部 | 1,000人 | 1080円 | 10:30 |
親子ファンランの部 |
500組 1,000人 |
2,160円 | 10:35 |
エントリー期間(先着順)
種目・部門 | エントリー期間 |
---|---|
日本代表チャレンジャーの部 | 8月1日(土) ~ 9月11日(金) |
一般(サブ4)の部 一般枠 |
5月23日(土) 10:00~ 6月30日(火) |
一般(サブ4)の部 さいたま市民優先枠(250人) |
5月9日(土) 10:00 ~ 5月11日(月) |
一般(サブ4)の部 埼玉県民優先枠(250人) |
5月16日(土) 10:00 ~ 5月18日(月) |
3kmの部 | 6月27日(土) 10:00~ 9月4日(金) |
1.5kmの部 | 6月27日(土) 10:00~ 9月4日(金) |
親子ファンランの部 | 6月27日(土) 10:00~ 9月4日(金) |
※エントリーは先着順で、定員に達し次第締め切る
参加資格
【日本代表チャレンジャーの部】
- 招待競技者
- 日本陸上競技連盟、主催者が招待する女性競技者
- 一般競技者
- 2015年度日本陸上競技連盟登録者で、大会当日19歳以上の女性競技者
- 日本陸上競技連盟の登録者として、2013年11月1日以降、申込日までに国内外の公認競技会で下記の記録を出した女性競技者
- マラソン 3時間30分以内
- ハーフマラソン 1時間40分以内
- 日本陸上競技連盟、主催者が推薦する女性競技者
【一般(サブ4)の部】
- 大会当日19歳以上の競技者で、4時間00分以内に完走できる男女
- 2015年度日本陸上競技連盟登録者
- 日本陸上競技連盟未登録者
高低図・コースマップ
第1回さいたま国際マラソン 招待選手
2015.10.20 追記
第1回さいたま国際マラソンの招待選手が、10月19日(月)に日本陸連より発表されました。海外招待選手9名・国内招待選手7名の計16名が出場します。
昨年限りで終了した横浜国際女子マラソンの後継大会として今回が第1回となる。ナショナルチームの選手のエントリーはなく、最初の国内選考会としては寂しい顔ぶれとなった。海外勢は2時間19分34秒の記録を持つルーシー・カブー(ケニア)らが名を連ねた。
海外招待選手
No. | 名前 (国籍) | 自己ベスト | 生年 |
---|---|---|---|
1 | ルーシーワゴイ・カブー (ケニア) | 2:19:34 (12′) | 1984年(31歳) |
2 | アスカレ・タファ (エチオピア) | 2:21:31 (08′) | 1984年(31歳) |
3 | アツェデ・バイサ (エチオピア) | 2:22:03 (12′) | 1987年(28歳) |
4 | タチアナ・アルヒポワ (ロシア) | 2:23:29 (12′) | 1983年(32歳) |
5 | レベッカカンゴゴ・チェシャイアー (ケニア) | 2:25:22 (15′) | 1992年(22歳) |
6 | シルビアジェビウォット・キベト (ケニア) | 2:26:16 (15′) | 1984年(31歳) |
7 | ナスタシア・イバノバ (ベラルーシ) | 2:27:24 (12′) | 1982年(33歳) |
8 | ラサ・ドラツダウスカイテ (リトアニア) | 2:29:29 (12′) | 1981年(34歳) |
9 | アグニエシュカ・ミエジェイエフスカ (ポーランド) | 2:30:55 (15′) | 1985年(30歳) |
国内招待選手
No. | 名前 (国籍) | 自己ベスト | 生年 |
---|---|---|---|
21 | 渋井 陽子 (三井住友海上) | 2:19:41 (04′) | 1979年(36歳) |
22 | 中里 麗美 (ニトリ) | 2:24:28 (12′) | 1988年(27歳) |
23 | 那須川 瑞穂 (ユニバーサルエンターテインメント) | 2:25:38 (09′) | 1979年(35歳) |
24 | 吉田 香織 (東京陸協) | 2:29:45 (10′) | 1981年(34歳) |
25 | 小田切 亜希 (天満屋) | 2:30:24 (15′) | 1990年(25歳) |
26 | 古瀬 麻美 (京セラ) | 2:30:57 (13′) | 1988年(27歳) |
27 | ウィンフリーダモチャチェ・ケバソ (ニトリ) | 2:45:00 (15′) | 1985年(30歳) |
※年齢は大会当日時点