男子マラソン ナショナルチーム夏合宿(北海道・士別)
来月の10月3日(金)に仁川アジア大会2014を控えている川内優輝選手ですが、9月6日(土)から9月9日(火)の3泊4日で、ナショナルチームの夏合宿(北海道・士別市)に参加したようです。
川内優輝選手 40km走 2時間14分52秒!
で、今日は40km走を実施。つい先日(8月31日)、オーストラリア・パースで開催された「シティ・トゥ・サーフ」という大会でフルマラソンを走ったばかりですが(結果は優勝)、わずか中8日で40km走に臨みました。
そして、その気になる結果は2時間14分52秒で見事に完走。今井正人選手に遅れること5秒の2着でフィニッシュしたとのことです。さすがですね。
川内らナショナルチームが練習公開
パースでのフルマラソン(2時間12分55秒で優勝)から中8日で再び40キロを走った川内。血液や尿などデータ採取を目的に、参加7選手による集団走の形でスタート。ラストはスパート合戦となり、1着は今井正人(30=トヨタ自動車九州)の2時間14分47秒。
フルマラソンから中8日で40km走は初めて
ちなみに、フルマラソン大会から中8日で40km走を実施するのは初めてとのこと。「さすがに僕でも、どうなるか…」と語っていたそうですが、でも、終わってみれば何とかなってしまったので、本当にさすがです。
40km走の後は「サポート、スタッフのおかげでいい練習が出来ました。」とコメントを残し、満足のいく走りができたようです。
ちなみにこの40km走にはナショナルメンバー12人のうち参加したのは7人。他の5人は体調不良や先週のフルマラソン出走を理由に、40km走を見送ったようです。このことについて、川内優輝選手は以下のように述べています。
メンバー12人で出走は7人。「約半分しか大事な計測レースに合わせられないのは問題がある。そういう選手は来年にはいなくなっている」と苦言を呈した。
「僕も1週間前のパースを走ったけど、40キロだけはやれと言われて来た。代表の重圧の中、こういう注目される場にきっちり合わせて結果を残すことで、選考会や五輪などでも結果が出る。合わせられない選手は来年はいない」とピシャリ。
「全員、そろわなかったですね。いろいろ事情はあると思うけど…」。伏線がある。7月6日のゴールドコースト・マラソンで川内は2時間11分27秒で3位。同じレースに出場し2時間19分12秒の10位に沈んだNTの黒崎拓克(コニカミノルタ)を「そのへんの市民ランナーにも負けます。話にならない」と評した。