走り出す直前には、チョコレートなど甘いものを摂取するのは控えたほうが良さそうです。「インスリンショック」(インスリンの分泌による低血糖状態)に陥るかもしれません。
多量の糖(砂糖・ショ糖・ブドウ糖など)を摂取すると血糖値が跳ね上がる。その反動で、逆に急激な低血糖が起こる(血糖上昇を抑えるために、インスリンの分泌が促された結果)。
(※インスリンとは、人体の中でつくられるホルモンで、唯一血液中のブドウ糖(血糖)を少なくする働きを持っているとのこと。▶インスリン(インシュリン)とは?|【糖尿病サイト】)
この状態で走り出すと、(脂質ではなく)糖を優先的にエネルギー源として利用されるようになる。しかし、体内に貯蓄できる糖は少なく、短時間でエネルギー切れになる。
糖が不足すると疲労感が増し、走る意欲も失われてしまう。とのことです。
<めざせ>直前は甘い物避けて
砂糖は吸収の早い炭水化物で、口にすると血液中のブドウ糖(血糖値)が跳ね上がる。すると膵臓(すいぞう)がインスリンを放出し、血液中の糖は速やかに筋肉に取り込まれ、逆に血糖値が下がる。
この状態で走り出すと、筋肉は主に糖を燃焼しようとするが、体に貯蔵できる糖は少ないため、短時間でガス欠状態になる。すると脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足して疲労感が増し、走る意欲も失われてしまうのだ。
ランニング中のチョコレートは危険?
糖を摂取し血糖値が上がると、反動で急激な低血糖が起こります。これは、血糖上昇によってインスリンの分泌が促された結果です。インスリンには脂肪分解を抑制する働きがあり、糖がエネルギー源として優先的に利用されるようになるのです。マラソン直前にチョコレートなどを食べるのは控えたほうがよいでしょう。
ただし、走り出してしばらく経過した後は、インスリンは分泌されにくくなるため、エネルギー補給としてチョコレートなど摂取しても問題ないようです。
あと「果糖」は摂取しても、血糖値が上がらないので、インスリンショックにならないみたいですよ。
ちなみに、この「走り出す直前に甘いものはダメ!」を知った時、「ホントかな?」と以前(2年くらい前に)一度だけ試してみたことがあります。
チョコレートを食べて、すぐにジョギングへ出発(ジョギング直前のチョコレートは最高!)。その結果は、いつもと変わらない感じで、よく分かりませんでしたけど…(エネルギー切れになるほど走らなかっただけ!?)。
とにかく、「走り出す直前に甘いものはダメ!(控えたほうがいい)」とのことです。