マラソンナショナルチーム新設(2014年4月)
日本陸連が2014年4月に新設するマラソンのナショナルチーム。 そのナショナルチームのメンバーが昨日3月31日についに発表されました。どんな面々がそろったのか見ていきましょう。
川内、木崎らナショナルチーム入り=マラソン
日本陸連は31日、2016年のリオデジャネイロ五輪でのメダル獲得を目指してナショナルマラソンチームを新設し、男子は川内優輝(埼玉県庁)ら12人、女子は木崎良子(ダイハツ)、野口みずき(シスメックス)ら9人を選んだ。
via: 時事ドットコム:川内、木崎らナショナルチーム入り=マラソン
ナショナルチームのメンバー 川内優輝を含め計21人
メンバーは以下の通り。当たり前ですけど、豪華な顔ぶれがずらっと並んでいますね。 このメンバーの中には、あの川内優輝選手も入っています。
【男子】(12名)
- 石川 末廣(Honda)
- 今井 正人(トヨタ自動車九州)
- 川内 優輝(埼玉県庁)
- 黒﨑 拓克(コニカミノルタ)
- 小林 光二(SUBARU)
- 酒井 将規(九電工)
- 佐々木 悟(旭化成)
- 中本 健太郎(安川電機)
- 堀端 宏行(旭化成)
- 前田 和浩(九電工)
- 松村 康平(三菱重工長崎)
- 宮脇 千博(トヨタ自動車)
【女子】(9名)
- 伊藤 舞(大塚製薬)
- 木﨑 良子(ダイハツ)
- 重友 梨佐(天満屋)
- 田中 智美(第一生命)
- 野口 みずき(シスメックス)
- 早川 英里(TOTO)
- 福士 加代子(ワコール)
- 前田 彩里(ダイハツ)
- 渡邊 裕子(エディオン)
※所属は2014年4月1日以降のもの
※五十音順
ナショナルチームって何するの?
監督・コーチのいない川内優輝選手にとっては、ナショナルチーム入りは、多分きっと良いことなんだろうけど。でも、ナショナルチームって何をするんでしょうね。産経ニュースの記事などによると…。
- 選手と指導者の意識を変える → 世界でメダル獲得という、より高い視線へ
- 定期的な強化合宿の実施 → 意識を変える、科学的アプローチや所属感の情報共有
- オリンピックをはじめとする夏レースの暑さ対策
- 今年8月に北海道釧路市で約10日間の合宿(男子)
- 今年9月に北海道士別市へ約10日間の合宿(男子)
- 今年6月に米ニューメキシコ州アルバカーキで約1ヶ月の合宿(女子)
- 40キロ走を最低2回行う
- 暑さへの適応力などを分析 → 効率的な練習方法の確率・選考に反映
- レース前後の体温や体重の変化を計測
- 血液や尿を継続的に採取し計測
- 計測結果はデータベース化していく構想 → 今後の選考・強化に活かす
「選手には(合宿の)参加を義務づける。」とありますが、毎日フルタイムで勤務する川内優輝選手の場合、スケジュールの都合は大丈夫なのでしょうかね。今後のナショナルチームと川内優輝選手に注目です。
意識改革と暑熱対策 マラソンナショナルチームの狙い
個人競技であるマラソンでナショナルチームを編成する狙いを、酒井勝充日本陸連強化副委員長は「選手と指導者の意識を変える」と説明した。五輪や世界選手権への出場や国内の駅伝に向きがちな視線を、世界でのメダル獲得に転換する考えだ。定期的な強化合宿で意識を説き、共有していくという。